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ふじむら農園 6代目


畠山 均

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りんご農薬散布 落花期
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     こんにちは。しんやです。

    本日のふじむら農園@盛岡市は雨です。
    全国的に雨ですね。地震で壊れた河川堤防が心配です。

    本日は、農薬散布のご報告です(5/23実施)。
    今回は、落花期散布といって、花が落ち始めに散布します。

    ↓当日の畑の様子

    ↑満開を過ぎて、散り始めています。

    スプレーヤの風や農薬で花に影響があるのですが、
    実がなる中心花は、ほとんどが受粉が終わっている状態です。


    ↑花弁が落ちてます。中心の大きな花の周りに側花が5個。
    花弁が付いているのは、ほとんどが側花です。
    よくみると、実になる部分が膨らんでます!



    ↑散布農薬はこちらの二つ!殺虫剤と殺菌剤の混合です。


    ・オンリーワンフロアブルの説明 
    この農薬は普通薬剤です。(劇物指定でない)
    目的:モニリア病、斑点落葉病、黒点病、うどんこ病、褐斑病、灰色かび病、赤星病 等の防除
        幅広く効きます。
    有効成分:テブコナゾール    詳しくはこちらで

    散布制約:収穫の14日前まで
           いよいよ実の原型ができてきました。散布制限を厳守!
           (収穫は10月末から。まだ十分先です。)

    ADI:0.029mg/kg/day
    ADIとは:一日摂取許容量。毎日摂取しても、体の解毒作用で無毒とされている量。


    ・バイオマックスドライフロアブルの説明 
    この農薬は微生物薬剤です(自然由来農薬)。農薬カウントされません!
    目的:芋虫、毛虫の退治
    有効成分:バチルス チューリンゲンシス菌
          これは、明治時代に養蚕業の中で発見された、カイコの病原菌です。
          芋虫毛虫に感染します。
          長所:自然由来です。(農薬カウントされません)
              人間には無毒です。
              
          短所:幼齢の虫にはよく効きますが、成長した虫には効きにくい。
              (病気に負けない、元気な虫もいるってことです)
              近くに養蚕農家がいると、使えません。

          詳しくはこちらの記事で


    散布制約:収穫の前日まで


    微生物農薬が登場!非常によく出来た農薬です。
    数日経って、実際に芋虫たちの動きが鈍くなってます。効いているんですね。
    農業技術の進歩を感じます。

    今年は雨が多く、病気の蔓延が非常に心配です・・・
    病気に負けず、元気に葉を広げてほしい!

    そろそろ、りんご農家の大イベント、摘果が始まります!
    チョキチョキとりんごの実を選んで落としていきます。
    作業の様子もご紹介していきますね。

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    posted by: しんや | 農薬について | 07:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
    りんご 農薬散布2 殺菌剤(開花直前)
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       こんにちは。しんやです。

      只今、盛岡のりんごの木たちは、開花直前!

      ↓こんな感じになっております。


      そして、2度目の農薬散布を行いました。

      ↑登場!スプレーヤです。今回は写真を取れました。
      散布の様子は取れてません(汗)すいません。
      農薬を霧状にし、後ろのでっかいファンで風を巻き起こして農薬を飛ばします。

      写真では、吸水ホースから背中のタンクへ水を汲んでおります。


      結構、農機具好き読者の方もいらっしゃるらしいので、もう一枚。

      ↑フロントから。カッコいい!


      本日の散布農薬は、病気の防除が目的です。(前回は、害虫駆除)
      病気は予防が大切で、これから梅雨時期が勝負になります。
      りんごの病気は、高温多湿で広がります。
      これから梅雨時期に、特に雨の前に散布しておきます。
      すると、雨天中に菌が少なく病気の発生を効率よく抑えることができます。



      今回の散布農薬はこちら。ンビルフロアブル
      これは、りんごの病気でポピュラーな、斑点落葉病・モニリア病・褐斑病に効きます。



      ・アンビルフロアブルの説明 
      この農薬は普通薬剤です。(劇物指定でない)
      目的:りんごの病気でポピュラーな、斑点落葉病・モニリア病・褐斑病を抑えます
      有効成分:ヘキサコナゾール    詳しくはこちらで

      毒性:ラットの半数致死量(LD50といいます)が2189mg/kgです。
          体重70kgの私なら、150gってとこです。

      散布制約:収穫の7日前まで
             ↑まだ実の形もないのでお客様の口に入ることはありません。ご安心を。

      ADI:0.47mg/kg/day
      ADIとは←一日摂取許容量。毎日摂取しても、体の解毒作用で無毒とされている量。
             こんな記事がありました。ご参考に。


      誤解を恐れずに、わかりやすく言って、毒性は、

      殺虫剤>殺菌剤 

      です。殺そうとしてるのが、昆虫と単細胞生物なんで当然と言えば当然な感じですね。


      2回目の農薬散布も時期・濃度・使用法ともしっかり守って終了致しました!
      お天気にアジャストした農薬散布で梅雨時期、病気を出さないようにがんばります。




      おまけ

      ↑「いくちゃん」の接ぎ木した芽が膨らみました!
      接ぎ木成功!やったね!早く新芽が出ないかなぁ~





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      posted by: しんや | 農薬について | 22:40 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
      農薬について(2) 無農薬栽培技術
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         こんにちは。しんやです。

        今回も農薬の続きでございます。

        まず、農薬について(1)の記事の補足をさせてください。
        ・農業の本質は、自然破壊そのものです。
        ↑これは、誠に乱暴な表現でございます。

        私が思う「自然破壊」とは、
        「自然の復元力が失われること」です。
        ・核兵器や枯葉剤など、軍事行動は一発破壊です。
        ・焼畑農業や大規模灌漑農業でも長く続ければ戻らなくなります。疲労破壊です。
        農業もバネ設計と同じですね。
        疲労限まで考慮して弾性変形内で設計しましょう(無限寿命で使用したい場合)。


        さて、先日、「奇跡のりんご 木村秋則さん」の講演を聴いてきました。
        奇跡のりんごとは、無農薬・無肥料で栽培されたりんごです。
        りんごは農薬なしでは収穫できないと言われてきました。
        だから、奇跡のりんごです。(実際、今の私には到底できません。)

        今回は、映画「降りてゆく生き方」上映会の特別講演として
        木村秋則さんが講演してくれました。

        ふじむら農園



        ↑わかりずらくてすみません。このお方が木村さんです。一枚記念に撮影させて頂きました。
        (映画の撮影はもちろん自粛)

        正直なところ、書籍も何冊も読みましたし、TVも入手して見ましたので、
        目新しい情報はありませんでした。
        それでも、すばらしい農業技術を持つ木村さんにお会いしたかった。


        りんご農家(プロのはしくれ)が見る「奇跡のりんご」とは

        りんご栽培に必要なことを大別すると以下3つになります。
        ・病気の防除
        ・害虫の駆除
        ・大きな実をとるための手入れ(剪定・摘果・葉摘)

        自然栽培
        ・病気の防除→食酢の散布で抑える(勝負は梅雨。農薬以上の頻度で散布)
        ・害虫の駆除→食物連鎖で抑える。卓越した知識で人力駆除(越冬卵の駆除など)
        ・大きな実をとるための手入れ(剪定・摘果・葉摘)→通常通り、全部やります。

        特に病気の防除は神業です。
        木村さん独自の土づくりから生まれた「バクテリアの力」が加わって、
        はじめて食酢で防除できる。
        ちなみに、食酢を散布しないとやっぱり病気でやられちゃうみたいですよ。

        無肥料ってゆう項目がありますが、ふじむら農園もほぼ無肥料に近い状態です。
        過去の肥料設計が無茶苦茶です。
        ずいぶん前から親父は肥料はほとんどいらないと気が付いていたようです。

        岩手大学の教授と議論する機会がありました。
        的外れではないと思います。


        自然栽培=無肥料・無農薬栽培とは、非常に難しい技術です。
        減農薬栽培技術の延長線上にあるものではありません。
        また、全滅のリスクと疫病・害虫の隣田畑への拡大リスクは
        非常に大きいものがあります。

        現状では、
        自然栽培技術習得へむけ、迷惑のかからない小規模な試験場で実験進めながらも、
        現状技術の「減農薬特別栽培+農薬の使用法公開」とゆう方法で、
        お客様に向き合っていこうと考えています。


        おまけ
        実がなる作物は、無肥料だと、甘くて硬い実になります。
        トマトでもスイカでもそうです。茎が華奢で、不安になりますが、我慢です。
        植物の生存本能は、成長作用と生殖作用の綱引きです。
        過酷な状況ほど、成長できない逆境でこそ、良い実をつけてくれます。
        どうぞお試しあれ。


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        posted by: しんや | 農薬について | 19:19 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
        農薬について(1):農業の本質
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           こんにちは。しんやです。

          農家として、お客様と向き合うこと。
          私にとって、もっとも重要なことです。

          避けては通れないのが、農薬に対する考え方。
          これをお客様と共有できなくては、「安心・安全」とは言わないですよね。


          簡単に・乱暴に表現すれば、「私は農薬は必要」だと考えています。


          農薬について 第一回目は私が考える農業の本質についてご紹介させてください。

          またしても、乱暴に表現させてください。
          農業の本質は、自然破壊そのものです。

          ・農業は、自然を守る仕事ではありません。
          ・農業は、自然と調和した仕事ではありません。

          地球規模なマクロな自然でなく、
          目に見える自然とはなんでしょうか?

          鉢植えの樹1本を自然とは言わないですよね?

          私の考える自然とは、「雑木林(ぞうきばやし)」です。

          ふじむら農園_りんご園
          ↑ふじむら農園のりんご畑
          自然の中につくられた単一種のみの「不自然」

          自然の中に不自然があれば、「自然の復元力」が働きます。
          あの手この手で「自然=雑木林」へ戻ろうとします。
          害虫が発生し、数を減らそうとします。
          病気が発生し、数を減らそうとします。
          その地にそぐわない場合、全滅させようとします。

          私が考える・私が感じる農業とは
          ・農業は、自然の中に不自然を作り出す仕事です。
          ・農業は、「自然の復元力」と戦う仕事です。


          自然の偉大さ・強さを肌身で強く感じる仕事です。

          ふじむら農園_岩手の真の自然
          ↑りんご畑の裏に広がる「真の自然=雑木林」。岩手の大自然とは、本当はこれだ!

          私に言わせれば、林業だって自然破壊です。
          杉林に食べ物があるはずありません。そら熊さんも里に下りてきますよ。
          多様性こそ自然です。
          (日本社会も多様性が受け入れられるあるべき姿に近づいてますね)


          農薬は、この「自然の復元力」と戦うために必要と考えます。

          江戸時代以前、農薬なんかなかったじゃないかって、思いますか?
          だから、飢饉がありましたよね。

          日本に伝わる飢饉は、冷害・日照りだけではありません。
          享保にウンカの大発生で稲がやられ、飢饉が起こりました。

          1845年、アイルランドでは、ジャガイモの疫病により飢饉が発生。
          歴史的一大事で、人口の20%が餓えと病気で亡くなり、10%以上が国外へ移民。

          また、江戸時代、約80%が農民・漁師だったそうです。
          飢饉がおきる程でなくても、病害虫被害は大きかった。
          そのため、多くの人が農業をしていたわけです。
          無農薬栽培が理想ならば、
          自動車作ってる人・パソコン作ってる人・携帯作ってる人、大半の人がやめちゃって
          みんなで農家やってくれますか?それ、理想ですか?
          つまり、「農業の生産性向上が現在の文化・文明を生んだ」と私は思っています。

          農薬の必要性、少しでも理解を示して頂けたら嬉しいです。今の私の考えです。
          しかし、農家の言い訳に過ぎないのかもしれません。
          お客様目線のご意見、ご感想、お待ちしておりますm( _ _ )m

          とは言うものの、
          危険な農薬の使用した事件も多数ありました。
          お客様が直感的に安全と理解できる自然由来の農薬もあります。
          無農薬栽培の技術だってあります。

          ・知らずに毒を食わされ、病気・早死にの危険に晒されたくない!
          ・直感的に安全とわかる自然由来の防除法もあるんでしょ?
          ・減農薬ってことは、農薬は危険だと思ってるんでしょ?
          ・無農薬栽培の技術もあるんでしょ?

          逃げずにここでご紹介し、ご意見を頂いて、
          真の「安心・安全」を目指したい。お客様本位で食べ物作りたいです。
          「農薬について」は、このブログが続く限り、ずっと続いていく重要なテーマです。

          私がお客様目線に立ち、今後30年間、農家を続けられるよう
          どうぞ、ご意見、ご感想をお願い致しますm( _ _ )m







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          posted by: しんや | 農薬について | 19:00 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |